平成29年度卒業口演、「一応パーリナイ」終演‼‼

 春の足音が聞こえてきたと思ったら、残念それはCDの音源でしたとばかりにフェイントを

かましてくる新潟の天気の下、3月18日に今年度で卒業する四年生部員3名による卒業記念

落語口演会、「一応パーリナイ」を開催いたしました‼

 足をお運びくださった皆様、そして会場に残念ながら来ることができなかったものの思念

を会場へ飛ばしてくださった方々、ありがとうございました。

後者の方々は、次の機会には是非とも、会場まで都合をつけていらっしゃってくださるとありがたい限りです。




 今回の 宴の夜 の番組表はこちらでございます。(しっかり昼時間に開催しました。)




 それでは今回の高座写真と演者のご紹介でござーい。


(写真がブレブレな場合がありますが、それは手ぶれなんかのせいではなく、笑いのせいで会場にいた霊が逃げてポルターガイスト現象が写真に起こったということでご勘弁ください。


・・・手ぶれなんかではありませんとも、えぇ。)


開口一番は、遊求亭や屋 先輩。


お馴染みのマクラからの「ちりとてちん」。


今年度は高座でもって、不味いモノを食べるのが多かったですね。




二番目は、ゑちご亭花調 先輩。


とあるキャラクターを紹介してからの、「肝潰し」。


噺の中で時折現れる背筋の凍る静けさは、今回の高座でも炸裂していましたね。




中トリは、ゑちご亭鯉田 先輩。


103cmのウエストから発される大音量の「湯屋番」です。


道楽者の若旦那の笑顔が笑いを呼びました。





仲入り明け一番は、花調さんによる二席目。


自身が使ってきた出囃子、「猩々くずし」への思いを語ってからの、四年間ともに活動したぽっちゃりで太っ腹な化け物と、ちっちゃい上に今はパーマなんかをしている化け物も含まれる広義の化け物好きを告白。


そして、演目は不勉強な後輩がマイナーがゆえに演目特定に苦労した「竜宮」。


最後の最後まで不思議なオーラをまとっていましたね。





後半二番目はぽっちゃりで太っ腹な化け物こと、鯉田さんによる二席目。


風邪のせいで悪魔のような声が出てしまいましたが、本人は至って真面目でやさしい人です。


演目は、立川志の輔師匠作の「親の顔」。


「幅があるのは思想なんかではなく、ご自身の体のほうなのでは。」というのは、やさしくしてもらって色々とお世話になった、ある後輩による言葉。


「これからの人生で、苦労の山を越えていく度に、お腹は肥えていかないでほしい。」というのは、彼から落語について色々教わった、ある後輩による切なる願い。





最後はちっちゃい上に今はパーマなんかをしている化け物こと、や屋さんによる二席目。


卒業旅行で行った占いでの結果を発表するも・・・。


どのようにしようとも、大抵不運だったり不条理だったりする出来事の流れに巻き込まれて

しまういつものマクラから、やる噺は「死神」。


パーマをかけた死神による誘いは不思議な空間を作り出していました。





というような感じで、たくさんのご来場をいただいて、平成29年度の卒業記念落語口演会は無事終演いたしました。



四年生の皆様、お疲れさまでした‼‼‼‼

そして、本当にありがとうございました‼‼‼‼‼‼

 

 

 


 四年生の先輩方はそれぞれの道へ歩いて行かれましたが、新潟大学落語研究部は引き続き、バシバシ活動していきます。

新大落研をこれからもよろしくお願いいたします‼‼‼