ゑちご亭、遊求亭、なにわ亭って?
落語をする際、高座名というものを名乗ります。
ようするに芸名なのですが、この芸名の名字にあたるのが「亭号」です。
通常、弟子入りした師匠の亭号を頂き、流派を表します。
新大落研には亭号が三つあります。
ゑちご亭、遊求亭、なにわ亭。
しかしながら、師弟制度が存在しません。
流派も特にナシ。
では、どのように亭号を決めているのかというと……所属する学部によって分類されています。
ゑちご亭は、だいたい平均して部員の八割。人文学部、法学部、経済科学部、理学部、農学部、医学部、歯学部、創生学部の生徒がこれを名乗ります。
遊求亭は残りの二割。つまり、工学部と教育学部の生徒がこれを名乗ることができます。
何故、工学部と教育学部だけ、亭号が違うのでしょうか?
その秘密は新潟大学の歴史に隠されています。
以前、工学部と教育学部は、別のキャンパスに設置されていました。亭号によって、立地を表していたのですね。両学部とも忙しいので、「遊」を「求」める、というネーミングにも納得できます。……知らんけど!
では、なにわ亭は一体――?
こちらだけは例外でして、上方落語、つまりは関西のほうで演じられている落語をする方に付けられます。
部員の数は年々まちまち。
というか、一人でも居れば良い方。そりゃそうだよ、ここ新潟だもんね。
ちなみに、関西出身じゃなくても、上方落語をやりたいという気持ちがあればなにわ亭を名乗ることが可能です。
なにわ亭の先輩が(いれば)、優~しく、手取り足取り教えてくれます。
……多分ね。
最後に、名前のほうはどうやって決めているのかというと……。
入部後に先輩方と面接をし、その十何分で感じることのできた人となり、今後の意気込み等から総合的に判断して、いくつかの候補を提示。
そこからお気に入りのものひとつを選び、四年間名乗りつづけていくというわけです。
伝統継承と自由意志を両立した、画期的なシステムですね。
というわけで、新大落研の亭号の紹介でした。
みなさまもぜひ、部員紹介ページから、お気に入りの高座名を探してみてくださいね。
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